よくあるご質問

インプラント埋入手術の際には局所麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはありません。もし、麻酔の効きが悪い場合には、麻酔を追加し痛みのない処置を行っています。

手術後２～３日は腫れたり、痛んだりする方もいらっしゃいますが、通常は歯を抜いた時に比べるとかなり少ないと言えますので心配ありません。

インプラント治療では、インプラント体を骨の中に埋め込む手術を行ってからインプラントに骨が結合するまでに、一定の期間を要します。

この期間を設けることで、インプラントは骨としっかりと結合することができます。期間は骨の密度と関係し、下顎で３～４ヶ月程度、上顎で４～５ヶ月程度が必要です。

その後、人工歯（上部構造）の型取りがありますので、完成までには１ヶ月程度かかります。
合計すると、総治療期間は５～６ヶ月程度となります。

専門医による定期メインテナンスが大変重要です。
インプラント治療を行った場合には、その後のアフターケア（定期的なメインテナンス）を行うことが必要不可欠です。

歯磨きが不十分でインプラント周りに歯垢を付着させたままにしておくと、歯槽膿漏や歯周病にかかりやすくなるため、インプラントが動き出してしまいます。

インプラントを長持ちさせるためには、専門医による定期メインテナンスが大変重要です。

インプラント周囲炎とは、細菌が原因で歯周組織に炎症が起こるインプラントの病気です。

治療後のメンテナンス不良により引き起こされ、天然歯におこる歯周病に似ています。

人工物であるインプラントは虫歯になることがありませんが、歯周病原因菌に対する抵抗性は天然歯よりも弱く、炎症の悪化スピードも急速に進行してしまいます。

また神経が通っていないため、初期段階では自覚症状がありません。

それぞれの歯は、緻密に全体のバランスの中で生えているので、たとえ１本でも抜けてしまった場合でも、そのままにしておくことはよくありません。 

その上、今まで歯を支えていた顎の骨がやせてしまいます。これは、今まで食事をしているときに、噛み合わせるという力が歯にかかり、顎の骨の負担があったものがなくなってしまうことになります。そうなると顎の骨は退化し始めるのです。 

国の制度を利用すれば費用を抑えられる可能性があります。

インプラントは医療費控除の対象なので、一定の金額の所得控除を受けることができます。
歯科治療では、保険のきかない自費診療も対象になるので、簡単な確定申告をする事により、減税されます。

メインテナンスの来院をされていることが条件となりますが、インプラント本体について10年間、上部構造冠（人工歯）については５年間の保証期間を設けております。

手術の難易度は上がりますが、インプラント治療は可能なことが多いです。

CT検査と3Dコンピューターシミュレーションによる精密検査により、骨質・骨量に加え、神経や血管の位置まで把握できます。

それを基にインプラント手術がそのままの状態でできるのか、骨の量を増やしてインプラント手術をするのかを診断します。このような場合には整形外科領域でも使用されている β-TCPなどの人工骨を使用します。

さかの歯科での過去10年の予後ですが、下顎で約98％、上顎で約95％の成功率を誇っています。（残念ながら100％ではありません）

インプラント自体はチタン素材でできているため、とても丈夫です。（虫歯にはなりません）

歯垢が付いたまま放置すると、歯周病に似た症状が出てくることがありますので、定期的なメインテナンスを継続して行っていただきます。